まりとら日記

ゲームとか音楽とか

個人的今年の曲10選

最初の記事になります。
今年も残すところ数時間となりましたので、 楽曲派界隈で恒例となっている(らしい)今年の10曲を認めさせていただきます。
選曲ルールは他の方とおおよそ合わせ以下の通りとなります。
・対象は音源が2020年中に発売or配信されたもの
・1コンテンツからは1曲
・特に聴いた曲、感じることがあった曲を選出
尚、当方には専門的知識はそれほど持ち合わせてない為、ほぼ感覚的な感想まとめみたいなものだと思っていただければと思います。


・目次
Butterfly/近江彼方(CV.鬼頭明里)
Dead End/Kolokol
Domestic Force!!/DIALOGUE+
Edel Lilie/一柳隊
Hide&Attack/ストレイライト
HYBRID/Ray
Pious Bullets/B.A.C
We Remember/KiRaRe
クリスタライズ/水瀬いのり
恋のうた(feat.由崎司)/Yunomi



Butterfly/近江彼方(CV.鬼頭明里)
f:id:MariaTrappin:20201228021730j:plain 作詞:Ayaka Miyake
作曲・編曲:Em.me
今期秋アニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」より7話「ハルカカナタ」挿入歌です。
姉を心配してスクールアイドルを辞めると宣言する妹・遥に想いを伝えるべく、姉として、また1人のスクールアイドルとしてステージに立ちこの曲を歌うのですが、 これまで披露されてきたソロ曲(眠れる森に行きたいな・My Own Fairy-Tale・Märchen Star)とは全くテイストもメッセージ性も違います。
曲調はEDM感が強く耳に馴染みやすい曲になっています。また今まで以上に英語を多用している歌詞も特徴的だと思います。
しかし、この曲最大の魅力は既存曲における受取り手が曲を聴いている側であったり作中のあなたであるのに対し、明確に妹・遥に向けて歌っている事を感じられる詞にあると思います。
今までにない新感覚のラブライブ楽曲でしたので選出させていただきました。

Butterfly

Butterfly




Dead End/Kolokol
f:id:MariaTrappin:20201228031343j:plain 作詞作曲編曲:西羅 和貴
少し失礼な話、メジャーインディーズ問わずTV露出機会が多いアイドル以外殆ど知る機会も触れる機会もなかったのですが、今年は某ウイルスの影響で多くの声優現場やゲーム関連のイベントが中止や規模縮小を余儀なくされました。
反面、SNSや配信機能を巧みに使い、水面下でライブを精力的に行う所謂「地下アイドル」という存在を理解する事が出来る年であったと感じています。
その中でも特にTwitter上でフォロワーが定期的にRTしていた何人かのアイドルが個性的で顔も良く、しかもそのグループは楽曲まで強いではないか!と気づいてしまいました。その1人、真嶋このみさんが所属する「Kolokol」から、9月リリースした3rdシングルの表題曲「Dead End」を今年の曲として選曲しました。
この曲、サビで爆発したように激しく強くなるバックサウンドと力強い歌声が非常にマッチしていて聴き応え抜群です。西羅 和貴氏をそしてKolokolを知る事が出来た、今年はそれだけでも価値がある年だったと言えるでしょう。
最後に個人的に一番好きな歌詞を書いておきます。

『 感性を失くす前に 「耳を澄ましてほしい私があなたの名前を呼ぶから」』
呼んでくれええええええええええええええええええ
俺の名前えええええええええええええええええええ

Dead End

Dead End

  • Kolokol
  • J-Pop
  • ¥204



Domestic Force!!/DIALOGUE+
f:id:MariaTrappin:20201228094512j:plain 作詞:津野米咲赤い公園
作曲:田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
編曲:eba(F.M.F)
今年1番気にかけたユニットである「DIALOGUE+」のミニアルバム「DREAMY LOGUE」より選曲しました。
皆さんもご存知であるかもしれませんが、このDIALOGUE+というユニット、全員が若手・新人声優で「CUE!」というコンテンツのボイスを担当されています。音楽プロデューサーをこの曲の作曲も手掛けるUNISON SQUARE GARDEN田淵智也氏が担当し、作編曲にも豪華メンバーが集う次世代超楽曲派プロジェクトとなっています。近年の声優アイドルユニットの中では既に上位カーストにいるのではないかと思います。
この曲についてですが、某坂系アイドルグループの楽曲の様にも感じられ、DIALOGUE+にしては珍しくダークでピリッとした感じのダンスミュージックになっています。開幕がセリフから始まり曲中もメンバーの掛け合いのようになっているパートもあり面白いです。
先日若くして亡くなられた津野米咲さんの絶妙な表現力から生み出された歌詞もこの曲が頭に残る理由ではないだろうか。もっと彼女の書く歌を聴いてみたかったと思う。
Domestic Force!!

Domestic Force!!

  • DIALOGUE+
  • アニメ
  • ¥255



Edel Lilie/一柳隊
f:id:MariaTrappin:20201228211618j:plain 作詞:安藤紗々
作曲:俊龍
編曲:秋月須清
今季秋アニメ「アサルトリリィ BOUQUET」のEDテーマになります。この楽曲は1月に舞台の場で初披露され、当時から界隈では俊龍楽曲という事もあり話題に上がっていました。音源はアニメ放送も近づく9月リリース、早速聴いてみたらこってこての俊龍の音が!!!誰が聴いても分かっちゃうこの個性って本当にすごいですね。
曲の感じは前情報通りデレマス曲の「咲いてJewel」に近いかな。ラスサビ前のフレーズの間のブレスを心地よく感じられるところも非常に好みです。
歌詞が響きました。「優しい棘の痛みを求めてしまうんだ」や「同じ痛み傷跡にして残したいよ」から友情や行為を超えた先の絆、またそれを取り戻す為なら痛みも受け入れて進むという強い信念、歌詞の随所からもそのようなものが感じられました。歌詞自体が物語の中核を担っていると言っても言い過ぎでは無いくらい、1曲の中にストーリー性があると思い、何度も何度も聴いてしまいました。
Edel Lilie

Edel Lilie

  • 一柳隊
  • アニメ
  • ¥255



Hide&Attack/ストレイライト
f:id:MariaTrappin:20201230002214j:plain 作詞:下地悠
作曲:本多友紀Arte Refact
  編曲:河合泰志(Arte Refact
アイドルマスター枠としてこの曲を選曲しました。
今年は新しいソシャゲの発表や各コンテンツの垣根を越えキャストを交えた無料配信などを積極的に行い観客動員ライブやイベントがことごとく潰えた中でシリーズ15周年をなんとか祝おうと運営も頑張っていたように見えました。
関連楽曲に関しても、15周年記念楽曲やASの新ソロ曲の発表、ミリマスデレマスシャニマス各コンテンツの新規書き下ろし曲など数多くの良曲が生まれたと思います。その中でも特に私が気に入ったのはシャニマスの「ストレイライト」より「Hide & Attack」です。
この曲は超正統派な和ロックになっていて、和ロックすこすこ侍の僕には最高としか言い様のない仕上がりだったのですが、曲の強さに全く引けを取らない3人の歌声の方にビックリしました。特に芹沢あさひ役の田中有紀さんの声が素晴らしくゲーム内で先行で聴けるようになった際は何度も繰り返し聴きました。間奏ギターソロからの落ちサビソロパートは本当にシビレポイントです。
また、作曲を担当された本多友紀さんのツイートにもありましたが、編曲の河合さんはArte Refactに加入してまもなくで素晴らしい手腕を発揮されており、今後にも期待して見て行きたいと思いました。
Hide & Attack

Hide & Attack

  • ストレイライト
  • アニメ
  • ¥255



HYBRID/Ray
f:id:MariaTrappin:20201230211501j:plain 作詞:ヒゲドライバー
作曲:ヒゲドライバー
編曲:ヒゲドライバー・TAKU INOUE
今年1番聴いた曲だと思います。そのくらいハマりました。
私事ですが今年とても好きだった女性声優さんが8/10に結婚されました。小○亜李さんって方なのですが、その結婚相手というのがこの曲を作詞から編曲まで手掛けている男なわけで。悲しみにくれた私はこの人の曲は絶対聴かんと思っていたのですが、マジで良い曲しか作らなくて困ってしまいました...。ここに挙げた10曲以外にもシャニマスの全体曲やRe:ステージの楽曲まで全部好きなんだよな...という事で(勝手に)休戦協定。
作中では伝説とも言われる最強のユニット「Ray」の楽曲です。まず、起用されている声優が豪華です。(花澤香菜南條愛乃、雨宮夕夏、上坂すみれ佐倉綾音(敬称略))それぞれが普通に1人で歌うだけでも相当なものなのに、このメンバーで1曲の歌を歌うってなんだよ、と素直に思いました。最強のユニットに相応しく自分達こそ最強と歌うこの歌は歌詞がかなりストレートな表現になっていて頭に残りやすいのも聴き入った要因かもしれません。
Bメロの三拍子転調やサビのメンバー全員が同じフレーズを繰り返すパート、AメロBメロに各メンバーのパート毎に固有の音を混ぜている所など、良曲欲張りセットのように詰め込まれていて聴いていて飽きる事がないです。
HYBRID

HYBRID

  • Ray
  • アニメ
  • ¥255



Pious Bullets/B.A.C
f:id:MariaTrappin:20201231163813j:plain 作詞作曲編曲:5u5h1
次の曲は「8 beat Story♪(通称エビスト)」より新規ユニット「B.A.C」の2曲目の曲「Pious Bullets」です。
私はエビストの存在を今年初め頃にフォロワー経由で知り、1月の末に開催された「8/pLanet!!(ハニプラ)」の5thライブに参加しました。「聞いたこともないし、そこまでのコンテンツじゃないだろう」と油断していましたが、いざライブを経験してみたらアイマスラブライブ!なんかと引けを取らない良い曲ばかりですっかり楽しんでいました。そして2月の下旬に同コンテンツ内の別のユニットのライブが開催されることを知り早速チケット購入(この時は楠木ともりさんを生で見たいという意味合いも大いにあったが)。この曲はそのライブの際に初披露された楽曲で演出込みで凄かったので印象に残りました。3人とも普段の可愛らしい声から一転して完全にキャラになり切っている所もまた新鮮でした。
曲自体は開幕の銃弾の音で驚かされます。疾走感のあるAメロからBメロ転調して音が段階的に弱→強し、最大の所でサビドーン!
1番と2番でサビ前が少し変化しているのも面白いです。 間奏のハードコア感がまた音ゲーを嗜む僕にはたまらないです。
5u5h1さんはわたてんのキャラソンやボカロで知ったのですが、こういう曲も作られる方なんだなと知ることが出来たきっかけになりました。
Pious Bullets

Pious Bullets

  • B.A.C
  • アニメ
  • ¥255



We Remember/KiRaRe
f:id:MariaTrappin:20201231201551j:plain 作詞:田淵智也
作編曲:伊藤翼
つい先日発売したばかりの「Re:ステージ!」のコンセプトミニアルバム「Chain of Dream」よりKiRaReで「We Remember」です。各ユニットの新曲を1曲ずつ収録したこのアルバム、全ての楽曲が過去にそれぞれのユニットの作編曲に関わった方が新規で書き下ろした曲なので、世界観や曲の雰囲気は既存の曲に近いものがあります。リステといえばKiRaRe!KiRaReといえば伊藤翼!といった所があるのである程度読めるなと安心感があったのですが、いざ曲を聴くと良い意味で裏切られました。
流石の転調大好きおじさん、随所で気持ちいい具合で転調していて耳当たりが良い曲に仕上がってました。ラスサビでフレーズ毎に転調していくところは感動して泣いてしまいました。1番と2番でサビまでの構成が若干違っているのも特徴的ですね。
また、歌詞もKiRaReというユニットを強く感じられるものでした。何度も繰り返される「つながれ つながれ」もユニットとしての繋がりや絆を大事にしてきたKiRaReらしさを感じますし、歌い出しの「ねぇ約束だよ」は想いは届いていないとしているのに対して、ラスサビ前の「ねぇ約束だよ」ではメンバーが結束してその先を届けようと前向きになっている所など全体的に曲が進むにつれて声の重なりと共に希望に溢れていくような歌詞になっている所が本当に好きです。(田淵に抱かれたい!) 来年になっても春に開催されるワンマンを楽しみに聴き続けることになると思います。
We Remember

We Remember

  • KiRaRe
  • アニメ
  • ¥255



クリスタライズ/水瀬いのり
f:id:MariaTrappin:20201231205933j:plain 作詞作曲編曲:栁舘周平
声優のアーティスト楽曲も戦国時代と言っても過言じゃないなと言った具合にソロデビューの話がここ数年で一気に増えていますね。特に個人的には鬼頭明里さん、雨宮天さん、逢田梨香子さん、夏川椎菜さん他数多くの声優アーティストの曲を選出するか悩みましたが、その中でも今回は12月に発売した「水瀬いのり」さん9枚目のシングル「Starlight Museum」から「クリスタライズ」を選びました。「アークナイツ」のイメージソングらしいです(知らなかった)。
まずこの曲、良い意味で音を好き放題しているので聴くと頭の中が遊園地になります(多分)。それだけ色々な音を使いこなしながらきっちり1曲にまとめあげている辺り、栁舘周平氏はすごいなと思いますし、彼の曲を聴くようになったのは今年の1番自分を褒めてあげたいと思っています。彼の他の曲が気になる方は「摩擦主義」や「UNKNOWNS」を聴いてみてください。気になっても"曲"まで関心を留めておくことをオススメしますが... また水瀬いのりさんはしっとりとした優しい声からはっきりした強い声まで自在に出すことが出来る方なので、こういった強弱がハッキリしたテンポのいい難しい曲でも聞かせられる所が本当に凄いなと改めて思いました。 今回は「Catch the Rainbow!」を初めて聴いた時のような感動を覚えました。
クリスタライズ

クリスタライズ




恋のうた(feat.由崎司)/Yunomi
f:id:MariaTrappin:20201231212310j:plain 作詞作曲編曲:Yunomi
奇しくも別アニメとはいえ最初と最後が同じく鬼頭明里さんの歌唱曲になってしまいました.......。コンテンツ違いなので許してください.......。
アニメ「トニカクカワイイ」のOP曲になっていました。まだアニメを見ていない方は是非視聴を検討して下さい!鬼頭明里さんと擬似新婚生活を体験出来るアニメなのでとても良いです!!!!
和テイストですがEDM調の曲で、曲が進む事にどんどん音が増え、更に加速していきます。歌詞は恋という気持ちが芽生えて気付くまでを春夏秋冬を交えて書き連ねているものでかなり原作を意識した歌詞になっているなと感じました。
この曲は、他の9曲のように強い!好き!という側面よりは歌唱している鬼頭明里さんの「可能性」という部分にフォーカスした選曲になっていたりします。昨年アーティストデビューし数々のアニメタイアップ曲を歌い、今年はアルバムの発売にツアーライブなど声優アーティストとしても大きく飛躍した年ですが、その中でも特に下半期のEDM系の曲をしっかり歌い上げた事は今後のアーティストとしての活動での幅を広げる事を確信させる良い経験なのではないかと思いました。今後の歌唱曲にも期待したいです。
恋のうた - 「トニカクカワイイ」OP

恋のうた - 「トニカクカワイイ」OP

  • Yunomi
  • エレクトロニック
  • ¥255



めちゃくちゃ長文になってしまい、文章構成や表現も悩んでいたらこんな大晦日に更新する羽目になりました。すみません。。
来年はどんな楽曲に出会えるのか、今から本当に楽しみです。

それでは皆さん、良いお年を〜

2020.12.31 Maria Trap